訪問介護のサービス提供責任者資格要件厳格化について

こんにちは。9月も終わろうとしているのに、暑さが続きますね。

さて、全国ホームヘルパー協会は、訪問介護におけるサービス提供責任者の資格要件を介護福祉士のみにするべきとの提言を行ったとのことです。

【介護報酬改定】訪問介護のサ責、介護福祉士に限定を 社協のヘルパー協議会が審議会で厳格化を要請 | 介護ニュースJoint (joint-kaigo.com)

一方で、介護福祉士養成校の定員が2014年の10297人から、6197人に減少したとも報じられています。2014年当時は日本人だけでしたが、2023年は1,802人の外国人が含まれていますので、日本人は4,395人ということになります。半減ですね。

外国人入学者は増加していますが、昨日1ドルー150円台をつけるなど、日本円は弱くなっており自国建て通貨では10年前と比べると、かなり目減りしていると思われます。
更に給料が上がらない日本という環境もありますので、今後も外国人が安定的に日本で就労するという保証はありません。

このことを踏まえて考察すると、資格要件の厳格化は、移行期間を含めて5年くらい先になるでしょう。一方で要介護者は増え続け、事業所数も増加が見込まれるでしょう。
ですが、介護福祉士の供給能力は半減していますので、厳格化した途端、介護福祉士不足で事業所を開設できないという事態に直面するものと思います。
解決するには、サービス提供責任者ひとり当たりの利用者数を60人、あるいはそれ以上に緩和することになるでしょう。

ホームヘルパー3級を廃止したところ、人が足らず、生活援助従事者研修を始めたという迷走は記憶に新しいです。最上位資格で同じことを繰り返すリスクは避けた方が良さそうに思います。

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2023/9/29
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