当社訪問介護事業所でのICT導入について、お話します。
導入したのは、クラウドケアというソフトです。これは、ケアウィングというソフトをベースに記録からレセプトまで処理できるよう、カスタマイズされたものです。
ケアウィングはサービスの記録までを行うシステムですが、クラウドケアはサービス記録データから国保連請求データを作成することができます。
基幹の介護ソフトと連携することで、つぎはぎながら一気通貫の処理ができます。

ヘルパーは自分用のQRコードを読み取ると、訪問先の予定やサービスについての申し送り、留意事項を確認することができます。
利用者様宅にあるQRコードを読み取ってからサービスを開始、この情報はクラウドシステムを通じて、すぐさま事業所に伝達されます。
実施したサービス項目をタップしていくことで、記録が完結し、申し送りは音声入力で行います。

また、ヘルパーに貸与しているスマートフォンには、LINEWORKS、オンライン研修システムのアプリもインストールされています。
ちょっとした連絡なら、スタンプとひと言。詳しい内容ならLINEWORKSの電話で会話をすることもできます。
オンライン研修システムは、メドレーアカデミーを導入しています。
10分程度の動画を見て小テストを受けると、受講履歴と正答率がシステム管理者に伝達されます。
資質向上のための研修と、特定事業所加算に規定された個人別研修を、このシステムを活用して行っています。
隙間時間を活用して、学べるシステムです。

ケアプランデータ連携システムも導入を予定しておりますが、これは双方向のやり取りなので地域の普及率が25％を超えた位を目安にしています。
これは双方向のやりとりになるため、イの一番にＦＡＸを買った人（送信する相手も送信してくれる人もいない）のようになるのは無意味だからです。

他にも、ルッカ―スタジオでのデータ活用や、電子契約システムの導入を予定しております。

トップを走ろうとは思いませんが、時流についていく体制は整えていきます。

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