ICT導入状況について

ペーパーレス化の取り組み

ホームケアながさきでは平成29年8月にICT化に着手しました。
訪問介護サービスの記録に複写の用紙を使用していたのを、タブレットを使用して記録するシステム=クラウドケアを導入しました。

全ヘルパーにタブレットを貸与して、複数回、タブレット記録研修を行い、それでも操作に自信が持てないヘルパーには、個別の指導をすることで、現在では全員が使いこなせるようになっています。

お安くしていただいたとはいえ、タブレット1台のレンタル料と通信回線費用が2,200円、それが50台でかなりの負担でしたが、総務省が2年縛りを禁止したことから、タブレットから中古のスマートフォンに切り替えると同時に、格安SIMへ移行していきました。

並行して、社内のITツール導入も進めており、アセスメント、訪問介護計画書、モニタリングなどでKintoneを活用するようになりました。導入当初は、痒いところに手が届かない感じがありましたが、(例えば、スマートフォンでは50音の並べ替えができなかった等)今では、プラグインなども充実してきてとても便利になりました。
それでも無料のプラグインばかり使っておりますが....(;^_^

Kintoneで場所を選ばずに仕事ができる環境ができると、今度は介護業務システムもクラウド化しようということになり、経過記録をスマートフォンから入力できるように、カスタマイズしていただきました。

担当者会議が終わったら、すぐに音声入力で「担当者会議の要点」の下書きができることや、伝言で受けた内容をメモではなく、そのまま経過履歴に入力する仕組みにしたことで、業務の時短が進みました。

社員間、ヘルパー間では、連絡ツールとしてLINEを使っておりましたが、「センテンス・スプリング」のあの1件で、ビジネスで使うにはセキュリティーが不安だということでLINEは使用禁止、LINEWORKSに切り替えました。

社員全員のグループチャットやヘルパー全員のグループチャットなどで、情報伝達やコミュニケーションのレベルが上がりました。
事務員が受けた、訪問中のケアマネージャーに対する伝言が、すぐさま伝わるようになり、また、新規のサービス依頼について担当ヘルパーを選定するときも、レスポンスが格段に早くなりました。

その他のメリットは、紙の複写用紙が必要なくなったことでその経費がなくなりました。また、終了後2年保管の記録も紙ではないので、場所を取りません。

それでも、システムとスマートフォン代、回線費用などでそれなりの経費がかかっていますので、特定事業所加算を算定して収支改善をはかることが今後の課題です。

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2023/8/14
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