こんにちは。
大分、春めいて来ましたね。もうコートはいらないかもしれませんね。
さて、2月27日に開催された第26回社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定検証・研究委員会の議事録が厚労省のホームページに掲載されています。
議題のひとつに、「介護事故リスクマネジメントについて」というのがあり、意見が交わされています。
その中で、小坂委員の発言が目に留まりました。
(以下、引用)
「日本だとやはりリスクゼロというのが基本となって、施設に入ったらゼロリスクだよねというのがあるわけですよね。日本でも突然死のリスクは100万分の1.8ぐらいあるわけです。あるいは、東京都なども報告を出していますが、転倒だったら年間にかなりの高齢者が自宅で転倒しているというようなデータがあるので、こういうのを出すときは、非常に丁寧な理解の上でやっていくことが必要です。実は全国誰でも起こりうるのだと。そういう中で家族に一番最初にサービスの同意を取るとき、ゼロではありませんということを伝える際に結構使えるのです。」
(引用終わり)
リスクマネジメントというのは、一定割合起きる事故をどう発生を抑えるか、という概念のものかと思います。発言の中にあるリスクゼロというのは、原発のように「事故は起きない・起きてはならない」という観念に合わせて、事実を捻じ曲げてしまうおそれがあります。
正しい認識を共有することが大事ですね。
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