こんにちは。
 
 また台風が近づいてきているせいか、曇り空になっています。
 
 さて、厚生労働省の介護労働実態調査がきました。
 簡単に言えば、アンケートなのですが、気軽に答えるようなアンケートではなく、この回答をみて、
 「まだ介護報酬は下げられる」と厚生労働省のエライ人が鉛筆ナメナメするものです。
 
 
その中に、ランダムに抽出したヘルパーさん16人の時給を回答するものがありました。
 
 介護保険対象の賃金を就労時間で割って、時間単価を出すというものです。
 
 給与明細から、障碍者自立支援や移動支援対象の賃金と時間を除外して割り出していました。
 
結果、最も高い人は￥2,701、平均は￥2,303となりました。
 
 
 この金額を見れば、また介護給付費分科会で「介護ヘルパーの賃金は安くない」
 と言いだしそうですね。
 
 でも、訪問介護では２時間ルールがあったり、サービスの効率化（要は短時間化）が図られているので、日当ベースではさほど高くはなりません。

本来、もっと高い賃金であるべきところを、都合の良い結果が出る手法でデータを公表します。
 
 「統計は嘘をつく」とはよく言ったものです。


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【2018.10.3掲載記事】