令和6年の振り返りと令和7年の展望

令和6年、介護業界にとって激動の1年となりました。今年の介護報酬改定は、期待された水準には届かず、多くの事業者にとって厳しい現実を突きつけました。その一方で、物価高騰や人件費の上昇といった外部環境の圧力も重なり、私たち介護事業者は、従来以上の知恵と工夫を求められることとなりました。
 
改定率の影響と対応
 
今年の改定率は、業界全体で「不十分」との声が多く挙がりました。特に地方の中小事業者にとって、この改定率では経営の安定を維持するには程遠い状況です。私たちの施設も例外ではなく、新しい予算に基づいて優先順位を再評価する必要に迫られました。
 
例えば、スタッフの確保と離職防止は引き続き最重要課題です。しかし、賃金引き上げだけでなく、働きやすい環境づくりや福利厚生の充実にも目を向けていきます。
 
サービス品質
 
物価高騰に伴い、日々の運営コストが増加しました。しかし、それでも利用者へのサービス品質を落とすわけにはいきません。むしろ、こうした状況だからこそ、利用者のニーズを深く理解し、効率的かつ効果的なケアを提供する方法を模索する必要があります。
 
令和7年の展望
 
厳しい状況ではありますが、令和7年の展望も見えています。テクノロジーの活用は、その一つで、今年はAI=ジェミニを活用した生産性向上に取り組みます。これにより、スタッフの業務処理速度を向上させ、サービスの質を高めます。
 
最後に
 
令和6年は、多くの困難が押し寄せた1年でしたが、その中で私たちは踏みとどまり、前に進む道を切り開いてきました。介護の現場は、人の温かさと絆で成り立っています。この先も、どのような状況でも利用者の笑顔を守るために、全力を尽くしていく所存です。
 
すべての介護事業者の皆さま、そして関係者の皆さま、この1年のご尽力に心から感謝申し上げます。そして本年が、少しでも明るい未来を感じられる年となるよう、一緒に頑張っていきましょう。



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2025/1/6
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