まるかじり資本論

こんにちは。
トマ・ピケティの21世紀の資本論がかなりの反響を得ていますね。
まずは、元祖「資本論」を理解せねば、とばかりに書店で手にとりました。

青春出版社 的場明弘(監修)
冒頭がまんがなので、全編まんがなのかと思ったら、実は10ページちょっと。
あとはイラスト解説、といった感じで、この難しいと言われる資本論、理解するのは厳しいかと思いましたが、どうにか読了しました。
もしかすると、利用者さん世代の方が資本論は詳しいかもしれませんね。

さて、肝心の内容ですが、あまり資本家と労働者の対立軸のようなことを書くのもなんなんで、もう少し大きなことを。
資本主義が発展すると、巨大な資本同士の競争が激しくなる。
貧しい労働者が増え、貧富の差が拡大する。
これは、現代の強欲資本主義を言い当てていますね。
(ちなみに資本論第1巻は1867年) 

自由主義経済の最先鋒アメリカでさえ、
“We are 99%”  と若者がウォールストリート占拠する事態
に至りました。

マルクスは、巨大化した資本は吸収・合併を繰り返しグローバル化される。
小資本家は労働者になることを余儀なくされ、労働者はどんどん増える。
これが行き着いたとき、階級対立が爆発、革命が起こる。
資本主義は、資本自らの運命として社会化しなければならなくなり、
その究極に共産主義がある。
と未来を予見しています。

もしかすると、ソビエトや東側諸国が成立した時期は、まだ革命の時期
ではなく、このままグローバル資本主義が突き進んだ2030年、2040年頃が
その時期なのかもしれない、そんなことが頭をよぎりました。


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【2015.3.4掲載記事】

2022/8/6
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