兵庫県は4月30日付で訪問介護事業所「かいごステーションこすもす」　（神戸市の有限会社ケアライフすま菅の台が運営）　の指定を取り消しました。
 
 資格を持たない職員による訪問介護サービスについて、有資格者が提供したと偽り、介護報酬を不正に請求していたためです。
 
 また、実際には行っていない身体介護サービスを提供したように装い、自立支援給付費を不正に請求したとして、障害者自立支援法に基づき居宅介護の事業所指定も取り消しました。
　
 
 訪問介護と居宅介護を併せた不正請求金額は約67万円。
神戸市は加算金を含む約90万円を保険者の請求する予定です。
 
 
この事業所は勤務経験のない人の実務経験証明書を発行して、勤務実態があるように賃金台帳をねつ造していたそうです。
 
 この事業所のケースは論外ですが、スキャナーやデジタル画像加工が普及した今日、偽造した資格証を提示して勤務するというケースも考えられます。
このケースでも事業所は指定取消にされてしまうのでしょうか？ふと、思いました。

採用時に資格発行元に照会するなど、防衛策が必要かもしれません。


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【2011.5.3掲載記事】