看護婦が足りていないのに?

5月13日の社会保障審議会介護給付費分科会におきまして、
「定期巡回・随時対応サービス及び複合型サービスについて」 話し合われました。
 
 その中で、委員から看護職員等人材不足の面からの地域巡回型訪問サービスの実現可能性について意見が出たようです。
 
 私も、看護師不足のために病床を閉鎖・削減を余儀なくされている病院がある中、人員を確保できるのか疑問に思っていました。
その上、被災地は医療提供体制が大打撃を受けており、この再建が急がれます。
すると、どうしても医療の看護体制確保が優先され、介護は後回しとなりかねないのでは....と懸念するところです。
 
 それから、勤務時間帯の問題もあります。
看護職員等人災不足 の等の中には介護職も含まれていると思いますが、現在、在宅の介護サービスにおいて夜間帯・深夜帯に働いている人は多くありません。
日中の8時間をメインでサービス提供をしているものを、24時間にするには残る16時間に働く人たちを確保しなければなりません。

この人員をどうするのでしょう?
 
 施設で夜勤をしている人たちを連れてくるわけにはいきません。
施設が立ちいかなくなってしまいます。
(お泊りデイができたから、日帰り老健を作ろう、というのはジョークとしては面白いですが...)

在宅系の日勤介護職をひっぱがして夜勤に回しますか? しかし、家庭の主婦が多い職種でそれは可能でしょうか?
 
 利用者様のお宅を病室に見立てて、外部から医療・介護を総合的に提供しよう、という理想は素晴らしい分、実現には超えなければならないハードルが多いようです。


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【2011.5.17掲載記事】
 
 

2021/9/9
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