サービス提供記録とは、どういうものなのでしょうか?
訪問介護サービスを例に考えてみましょう。
生命保険や損害保険では、動くのが現金なので「○○の保険金として」という領収証を渡すことになりますが、介護保険は「現物給付」ですので違ってきます。
イメージとしては、アスクルさんから物が届いたときの
「A4のコピー用紙2箱、CD-Rの50枚パックがひとつ、USBメモリーが2つ」
「はい、確かに。」
と引き渡し確認をして納品書を受け取り、受領証にハンコを押す。このやりとりに近いです。
ただ、私たちが提供している現物は、サービスという形のないものなので、
「予定通り、排せつ介助と居室の掃除を行いましたので、身体1生活1です。」とヘルパーが記入して、
「はい、確かに。」
と利用者様、ご家族がハンコを押す。ということになります。
つまり、サービス提供記録というのは「現物給付」の納品書であり受領証でもあります。
そして、お金の出し主である保険者は、
「受領証=サービス提供記録を見せて下さい。」
と言ってちゃんと現物給付を行ったのか確認するわけです。
こうした認識を持つと、サービス提供記録はきちんと記入しなければいけないということがわかりますよね。
納品書や受領証は、内容に間違いがないように、誤字・脱字がないように気をつけて書きますよね。
ましてや、受領証をもらっていなかったら、ちゃんと渡したことが証明できませんよね。
こういう慎重さが求められる部分があるので、
「記録の時間はサービス提供時間に含まれる」
ということになっているのです。
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ホームケアながさき
【2011.5.13掲載記事】