平等感の違い

机の引き出しを整理していたら、 Sustainable Scandinavia vol16 というニュースレターが出てきました。
 
その中の記事にこんなことが書かれていました。
 
日本ではケーキを8人の客に配るとき、きっちり8等分にしてそれぞれをお皿に乗せて渡していくだろう。これが「平等に」 分けるということになっている。
 
一方スウェーデンでは、この丸いケーキに包丁を添えて8人の客に回していく。各自は自分の食べたい分だけカットする。少しだけの人もいれば、たくさんとる者もいる。もちろん、1人が必要以上にたくさんとることはない。みんなに行き渡るように考えてとり、仮に残ればもう少しもう少し食べたい人がまたとるだけのこと。
 
スウェーデンでは、自分のニーズに合わせたとり方を「平等」とし、それでみんなが満足している。

経済が右肩上がりの時代がおわり、低成長の時代となった今、福祉というパイはその大きさに限りがあります。これを今後、増え続ける福祉サービス受給者同士が 「均等」 に受け取ろうというのは無理かもしれません。たとえば、高齢者福祉と児童福祉、そのウェイトをどうすべきか? あらゆる分配について考え直す時かと思います。


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2021/5/23
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