高校卒業生と介護キャリアパス②

さて、高校卒業生が4年以内に無職になる割合が50%に昇る時代になったとはいえ、はいそうですかと無職でいる訳にはいきませんよね。当面フリーターのような形で働くことになるわけです。
このフリーターですが、生涯賃金は7000万円くらいで、高卒サラリーマンの2億7000万円とは絶望的な差が出てしまいます。また新卒でも就職が厳しい時代にあって、フリーターから正社員に登用される道も極めて厳しいと考えられます。
どんな形であれ、正社員として働いた方が良いわけです。
それが出来れば苦労しないよ、という声が聞こえてきそうですが、まず振り返ってみましょう。就職希望先として、どんな業種、業界を考えていましたか?その中に介護業界はありましたか?
現在の有効求人倍率は0.53倍程度です。(平成22年7月値) これに対して介護の有効求人倍率は、1月29日に長妻厚生労働大臣が記者会見で1.3倍と言っています。つまり、10人の求職者に対して、13の求人がある状態です。全業種平均の2倍を超える数字で、はるかに門が広いわけです。
IT、マスメディア、バイオテクノロジー、金融......いろいろな業界があります。しかし、50%の無職=フリーター化というリスクをとって、就職先を選ぶのと、1,3倍の広き門で確実に正社員の足がかりを築くのと、どちらに現実味を感じますか?
もちろん、職業選択は自由ですし、それぞれが夢や職業観をもっていることでしょう。それについて口をはさむ気はありません。ただ、誰もがみな、夢と現実に折り合いをつけて生きているのも事実なのです。

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【2010.11.24投稿記事】

2021/5/5
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